第1章:旅立ち

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砂漠の天気は変わりやすく困難な道のりだった ただひたすらに歩き続ける事しか今の少年には出来ない 昼間は照りつける太陽の日差しに汗まみれでひたすらに歩き 夕方からは砂嵐の中 視界も定かではない砂漠をひたすらに歩く そして夜は激しい寒さをしのぎ何故か持ってた荷物の中に入っていた寝袋で寝る生活 凍える寒さの中 夜空を見上げながら眠りにつく そんな生活を何日間か繰り返すうちに少年に新たな感情が芽生え始めて居た 『何時まで歩き続けたらいいんだよ?』 それはとてつもない孤独感…少年は凍てつく寒さの夜空の下で溢れ出す涙に気付いた 『寂しい…』 初めて孤独を覚え寂しさを実感し少年は朝日が登るまでひたすらに涙を流した そうして朝日が登り始め また繰り返す孤独な旅を歩き出そうとする少年の目にキラッと光る何かが見えた 『これは…』 それは紛れもなく少年の持っていた輝く欠片の一部で欠片はピッタリとくっつき不思議な事に2つの欠片は1の欠片となった 『この欠片はいったい…』 少年の中に謎が深まると同時に一筋の希望が産まれた (この欠片を集めたら全てがわかる) 何の根拠もない不確な唯一の希望となって少年の心に深く刻み込まれた
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