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それ程儲けてはいませんが､着物屋と言うこともあり､服だけは良いものを着させて頂いてます｡でも学校での昼食はおにぎり一つがやっとなんです｡まして､私なんか良い方で､お昼ご飯を持って来られない人も居るんですよ｡もう少し考えて下さい｡｣
そう言われ戸惑いはあったが､ミヱがくれると言うので､ミヱのおにぎりの半分をもらった｡今まで食べてきたどんな食べ物よりも､一口一口大切に､そして食事が出来ることの有り難さを噛み締めながら､おにぎりを食べた｡
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