朝斗とイチ

2/15
662人が本棚に入れています
本棚に追加
/118ページ
こいつは危険だ。 イチの第一印象はこうだった。 だって…真面目そうなのに ふざけたところがある天然ぼうや、だったから。 そして俺の予感はあたり、 小さい時から一緒だった涼湖をとられちまった。 けど…恨めねぇんだよな、こいつは。 「朝斗!!」 「………どした?」 泣きそうな顔で、 俺のところに走ってきた涼湖。 俺は久しぶりに見る顔に かなりビビったんだ。 「イチと喧嘩でもしたのか?」  
/118ページ

最初のコメントを投稿しよう!