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こいつは危険だ。
イチの第一印象はこうだった。
だって…真面目そうなのに
ふざけたところがある天然ぼうや、だったから。
そして俺の予感はあたり、
小さい時から一緒だった涼湖をとられちまった。
けど…恨めねぇんだよな、こいつは。
「朝斗!!」
「………どした?」
泣きそうな顔で、
俺のところに走ってきた涼湖。
俺は久しぶりに見る顔に
かなりビビったんだ。
「イチと喧嘩でもしたのか?」
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