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瑠衣の顔をこっちに向ける。 やっと視線があった。 不安そう…迷いのある目だ。誠実な男だったらきっとここで立ち止まる。 次に口からでる言葉は予想できた。 「私のこと好き?」 おれは軽く笑ってから答える。 「好きだよ。」 はにかむような笑顔。こういうときの女の子の顔はきれいだと思う。 挨拶代わりにおでこに軽くキスをする。 そのまま口へ。交わる舌、漏れる吐息の数が増えてきた。 「ホテル行こ。」 瑠衣の耳元で囁く。
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