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それでも私には、母しかいなく、いい子でいないと捨てられる恐怖があった。
だから進んで家事仕事を覚え、小さいながらに、米とぎや掃除の仕方を覚え、妹の世話も進んでやった。
妹をオブリ遊びにいった。
子供ながらに、母に気に入られ、褒めて貰いたい一心だった。
母が暴力を振るうのは私が悪い子だから!
必死にいい子になろうとしてたが、母に褒められる事も抱きしめて貰える事もなかった。
母は昔の事をすっかり忘れているが私は昨日の事の様に覚えている。
私の受けた心の傷は大きかった。
1番愛されたい人に愛されない。
1番愛してる人が1番怖くて仕方なかった。
私が私を守る為に私の別人格は生まれた。
2才から4才前は私は乳児院に預けられ母と離れてくらした。
本当に母に愛されて育つ期間に私は愛されて育つ事が出来なかった。
満たされ無かった幼児の私が私の中に寂しさで孤独な幼児の別人格を作ってしまった。
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