これが仲良し7人組ね

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リルは奈々と肩を並べて歩いていた。 前から来た二人の男子がリルを二度見して、彼女たちの横を過ぎてからも振り返ってリルを見ていた。 奈々はふぁーと大口を開けて欠伸をする。 「奈々、女の子がそんなに大口を開けて欠伸をしてはダメよ」 リルはニコニコと笑いながら言った。 「何よ、リル。にこにこして。楽しそうじゃない」 奈々が言う。 「うふふ。嬉しいの」 リルは手を口許に当てて笑う。 「…あいつらのことかよ」奈々はちょっとすねたように言うが、刺はなかった。 奈々も気に入ってるのね。 リルはクスクスと笑う。 奈々はリルを見た。リルは整った顔を緩ませて笑っている。 「普通はあんなことできないよね。なんだかお姫様にでもなった気分だったわ」 「そんな悠長なこと言って。リルはただの美人じゃないんだから、気を付けてよね!」
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