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「…尚輝、体調悪いの?」
尚輝は一瞬黙る。
『あー胃潰瘍で。飯食えねえの。笑っちゃうよな。』
「えっ…平気なの?」
平気なわけない。
でもそれしか聞けなかった。
すると付き合ってた頃の…私の大好きだった尚輝の笑顔でいった。
『ばぁか。そんなんお前が心配することじゃねぇよ!ばーか。』
ってわたしの頭をクシャクシャしながら。
気付くと涙が出ていた。
尚輝は見ない振りをして
『じゃぁな!あゆ。元気でな!』
と帰っていった。
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