過去2‐初の戦闘‐

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指を指されたのは、ちょうど欠伸をした槌谷。 少し考える素振りを見せると、すぐに答え出した。 「えーと、基本の魔法の放ち方は、まずはイメージ。 そしてその形を頭の中に創り上げ、それに魔力を練り込むことです。 でも余りにも強大過ぎると魔力が暴発し魔法は放たれない。……これで大丈夫ですか先生?」 「あぁ、完璧な答えだな」 槌谷は、まるで教科書を読んでいるかのように淡々と答える。 先生もその答えに納得したようで、本題に入ることにした。 「んじゃー早速だけど、まずは属性の玉を創って貰うか。イメージの仕方は……みんな分かるな?」 「大丈夫っす先生!もう始めていいですか?」 待ちきれなくなった脩平が先生に言うと、先生はおもむろに頷く。 それを合図にしてみんな動き出した。 「よし、早速行くぜ……っ」
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