2500人が本棚に入れています
本棚に追加
指を指されたのは、ちょうど欠伸をした槌谷。
少し考える素振りを見せると、すぐに答え出した。
「えーと、基本の魔法の放ち方は、まずはイメージ。
そしてその形を頭の中に創り上げ、それに魔力を練り込むことです。
でも余りにも強大過ぎると魔力が暴発し魔法は放たれない。……これで大丈夫ですか先生?」
「あぁ、完璧な答えだな」
槌谷は、まるで教科書を読んでいるかのように淡々と答える。
先生もその答えに納得したようで、本題に入ることにした。
「んじゃー早速だけど、まずは属性の玉を創って貰うか。イメージの仕方は……みんな分かるな?」
「大丈夫っす先生!もう始めていいですか?」
待ちきれなくなった脩平が先生に言うと、先生はおもむろに頷く。
それを合図にしてみんな動き出した。
「よし、早速行くぜ……っ」
最初のコメントを投稿しよう!