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「あ、あっぶなかった……」
「危なかったのは私の方よ!」
雷が収まり、地面にへたり込んで冷や汗を拭う脩平。
思った以上の魔法のイメージの難しさ、そして魔力のコントロール。
魔法というものを心のどこかで侮っていた脩平は、身を持ってそれを実感させられる結果となった。
そして、脩平と亜紀の横で黙々と取り組んでいる槌谷と赤崎は。
「……ちっちゃ!玉ちっちゃ!?」
「たしかに……そうですね」
今は、赤崎が何とか玉を創り出した所。
しかし赤崎がイメージした物よりもサイズが幾分か小さく、こちらも苦戦中の様子。
だが、その中でも今回一番不安を感じている人物が一人。
それは。
「無って、魔法使えるんですかねぇ……?」
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