過去2‐初の戦闘‐

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「あ、あっぶなかった……」 「危なかったのは私の方よ!」 雷が収まり、地面にへたり込んで冷や汗を拭う脩平。 思った以上の魔法のイメージの難しさ、そして魔力のコントロール。 魔法というものを心のどこかで侮っていた脩平は、身を持ってそれを実感させられる結果となった。 そして、脩平と亜紀の横で黙々と取り組んでいる槌谷と赤崎は。 「……ちっちゃ!玉ちっちゃ!?」 「たしかに……そうですね」 今は、赤崎が何とか玉を創り出した所。 しかし赤崎がイメージした物よりもサイズが幾分か小さく、こちらも苦戦中の様子。 だが、その中でも今回一番不安を感じている人物が一人。 それは。 「無って、魔法使えるんですかねぇ……?」
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