2500人が本棚に入れています
本棚に追加
「そうだといいんですけどね……」
肩をガックリと落とし、纏まっていた魔力をふと解放する。
その魔力は、波紋のように散らばる。
誰も気付いていなかったが、その解放された魔力は赤崎の火の玉を少し削っていた。
――それからは、仕方ないので槌谷は傍観。
他の三人は、本日の課題である属性の玉をなんとか創り上げ、魔法の授業は終了した。
「よっしゃーっ!雷の玉やっと出来たぜ!」
「私は2つの属性よ!」
「俺も2つだな」
「無だけに……0です」
各々色々なことを思いながらその後の授業を過ごし、放課後はいつものように古代語の勉強をする。
そしてこんな毎日が、その後三ヶ月程続いていった。
最初のコメントを投稿しよう!