過去2‐初の戦闘‐

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「そうだといいんですけどね……」 肩をガックリと落とし、纏まっていた魔力をふと解放する。 その魔力は、波紋のように散らばる。 誰も気付いていなかったが、その解放された魔力は赤崎の火の玉を少し削っていた。 ――それからは、仕方ないので槌谷は傍観。 他の三人は、本日の課題である属性の玉をなんとか創り上げ、魔法の授業は終了した。 「よっしゃーっ!雷の玉やっと出来たぜ!」 「私は2つの属性よ!」 「俺も2つだな」 「無だけに……0です」 各々色々なことを思いながらその後の授業を過ごし、放課後はいつものように古代語の勉強をする。 そしてこんな毎日が、その後三ヶ月程続いていった。
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