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「私たちだけ帰ってますね……いいんですかね?」
「剛と同じで先生テキトーだからな、いいだろ」
「脩平、それは心外だ。俺はやる気がないだけだ」
脩平の発言を否定するように指を差しながら言う赤崎たが、三人は口を揃えて。
「「「大して変わんないよ」」」
言い放ち、すたすたと部屋の中に入っていく。
今回は、槌谷の部屋でなく言い放たれた赤崎の部屋。
荒らされては片付けが面倒臭いので、急いで赤崎も部屋に入る。
すると、もう三人は部屋の中で思い切り寛いでいた。
「寛ぎ過ぎだっての、特に脩平」
「気にすんな~」
「私の苦労を知って下さいね、剛」
腹黒い笑みを浮かべている槌谷に、これまでにない冷や汗を感じた赤崎であった。
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