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「――ったく、ここからは自分でやって下さいね?」
「おう、サンキュー悠!」
悪態をつきながら、赤崎の前に課題の冊子を渡す槌谷。
先ほど槌谷の前に置いたものはそれだったらしく、何十分も赤崎にねだられたために仕方なく手伝い。
そしてそれを見ていた脩平と亜紀が、目を光らせて槌谷の前に。
「なぁ悠」
「自分でやりましょう?」
「それなんで剛にも言わないのよ!」
分かりきっていた脩平と亜紀の目論みを瞬間的に否定。
しかしそれに対する亜紀の言い分に、何も言えず。
「……はぁ、分かりました、分かりましたよ。貸して下さい」
「おっしゃ、さっすが悠様だぜ!ありがとー!!」
「調子いいなぁ……」
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