過去3‐変化‐

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ストレッチを終えた脩平は、肩慣らしとばかりに魔力を練り出す。 そして両の指を合わせると、その接する部分に魔力を集中させる。 それを引いていくと、そこから雷が音を立て顕現した。 「結構やってなかったから鈍ってんなぁ」 「鈍っててそんな簡単に魔法出せねぇだろ?」 顕現させた雷を、いつの間にか用意していた土の像に試し撃ちしながら言う脩平。 呆れながらも赤崎は闇鵺を取りだし、左右に何回か振る。 亜紀も魔法の練習を始め出すと、槌谷一人だけが残ってしまった。 「私の無について調べるんじゃなかったんですか……?」 「次はこの属性ェ!!」 「聞いてないし……」
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