過去3‐変化‐

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一人きりでつまらないので、地面に座り込んで仕方なく見物をする。 その間にも、亜紀は騨禍に魔力を込め安定して銃弾が撃てるようにまたまた練習。 赤崎は一人で闇鵺を振り、脩平は何かをイメージしているようだ。 「これは違うな。このイメージなら……」 「また新しい魔法のイメージですか?」 「うおぁっ!?」 後ろに来ていた槌谷の存在に驚き、イメージが不安定なまま魔力が込められてしまう。 すると、不安定な魔法が発動されてしまい、脩平の周りに雷の膜が張られた。 「やばい!悠避けろっ!」 「くっ……!」 避けろと言われても、人間そんな瞬間的に動ける物ではない。 それに加え、迫ってくるのは光の速さを持つ雷。 人間の反射では、避けることは不可能なのである。 (苦し紛れですけど……っ!)
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