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少しでも理解しようと頑張った赤崎だったが、いくら考えても分からないのですぐに断念した。
そして他の三人も、同じように考えることに。
「全てを無に還す……さっきのことを言ってるんですかね?」
「う~ん、多分そうだろなぁ」
「じゃあこの全は全てを創るってやつは?」
その亜紀の質問に、二人はまた頭を抱えることになってしまう。
「全……ですか。脩平はたしか――」
「何かわかったんですか?」
突然後ろから聞こえた声に、四人は一斉に後ろを振り向く。
そこには、いつもの笑みを浮かべた学園長が立っており、興味津々な顔で近づいてきた。
「新しいページが開けたんですか?」
「はい!そうっす……って」
「「何で学園長ここにいるんですか!?」」
図書室にも関わらず、脩平と槌谷の声が響き渡った。
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