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「――申し訳ありませんみなさんッ!!」
そう頭を勢い良く下げたのは、光城学園学園長神代弥生だ。
今、宗谷の描いた魔方陣で、奇跡的に闇の巣窟から帰った雅樹たち。
そこは何故か学園長室に繋がっており、弥生は物凄く驚いていた。
だがすぐに雅樹たちが今までの経緯を話していたら、この状況になった訳だ。
「いや、学園長が謝ることないじゃないですか?」
「いえ、私の責任です。
ローアスがいるかも知れない場所にあなた達を送り、実際危険な目に合わせてしまって……」
そう言いながらも、まだ頭を下げ続けている弥生。
雅樹たちはどうにかして頭を上げさせようとしているが、一向に上げる気配がない。
学園長に頭を下げさせて、普通誰もいい気はしない。
弥生自身もそれをわかってはいるが、頭を下げずにはいられなかったのだ。
「まぁまぁ学園長、マジで頭上げて下さいって。俺の立場がないじゃないスか」
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