プロローグ

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結局説明しきれずに、説明を赤崎に丸投げしてしまった宗谷。 一方、丸投げされた方の赤崎も。 「え゛俺か?……皐月頼むな」 「仕方ないわね先生ぇ。えーと、私たち三人は……」 頼み込んだ後は、隅の方で煙草を吹かしだした。 皐月はその後、弥生に自分たちのことを話し、一旦部屋に戻ることになった。 だが、雅樹と由香だけはその場に残され、雅樹はそれについて考えていた。 (やっぱ、無の力のことだよなぁ。アクセトとか、右手の紋章とか……) 「では二人とも、少し良いですかね?」 弥生が手を数回叩くと、二人のいる場所に椅子が動き、二人は座る。 すると弥生は、立ち上がり雅樹の前に寄り手を雅樹の頭に当てた。 (何をするんだ……?あぁ、少し記憶を読めるんだったな) 「その通りです。では、今から少し重要なことを話します」
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