第1章

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「ハル!おはよう」 「ハルさん!おはようございます」 「あ…ハル~」 私が学校に行けばこんな感じ。 ちやほやしてくれる。 「ハル~宿題…」 「また!?」 こいつは唯一の男の子の中で親しい奴。大野 敦。 小さい頃フランス語しか喋れなくて私に日本語を教えてくれたんだ。 「はい」 「ありがと!後…ハルに会いたいって言ってる奴らがいるんだけど」 「またあ!?」 敦はいっつも男を私と会わせたがる。 多分頼まれてるんだろうな。 ちょっと優越感って感じ出来る私はいつも「いいよ」って言ってしまう。 今回だってそうだ。 「いいよ」
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