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第2章
あれから2週間が過ぎた。
私はもう准の事なんてすっかり忘れてた。
『あ!ハル?ごめん!寝坊したの~』
なんて事ない日曜日。
私は友達と遊ぶつもりで待っていた。
そんな時かかってきた電話。
『後1時間ぐらいかかっちゃう』
『うん。待ってるね』
『ごめんね~』
待ってるとか言って、私待つのは大っ嫌い。
「はあ…」
思わずため息。
「ねえねえ~一人?」
げ。
一人でいるとこういうのあるから困る。
「いや、友達来るんで」
「とか言って一人なんでしょ。ちょっと来てよ」
「嫌です」
「ちょっと来いて」
しつこい…
「…ちょっと!こいつ俺と待ち合わせしてるんで」
「…ちぇ」
…誰?
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