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―――私なんて、
生まれてこなければよかったのに。
そしたらきっとお母さんだって困らなくて済んだし
真樹やクラスメイトのみんなもいじめなんてしなくて済むんだ…。
“私がいなければ”―――……
私は目をつむって言った。
「さくら……ゆうやさん…お母さん。
ありがとう
……ごめんね……」
ゆいは泣きながら屋上から飛びおりた――…。
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