すべては唐突に…

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 しばらく泣き続け、やっとおさまってきた涙をぬぐいながら私は考える。  ふとしたことと共に、私は紗江子ちゃんのことを思い出そう。小春日和の日、音楽室に入るとき、日本史を勉強するとき…。そして、紗江子ちゃんを思わせる花―― 鈴蘭の花のゆれるとき。 ――fin
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