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「はぁ~、つまんねぇ~。」
殴り合いの末にサカキがつぶやいた。
「何でだよ。殴ってるときのお前、なんかストレス発散してる感じやったぞ。」
と、トモヒロがサカキに言った。
「でも、いつもの感じではありませんでしたよ。」
最後の一発を叩き込んだシンヤが、冷静に言った。
「なんか三人じぁむなしいよなぁ。」
「そうですね。」
「うん...。」
しばらく沈黙が続き、そして、サカキがシンヤとトモヒロに真剣に話した。
「あのさぁ、なんか暴力団みたいに何とか組って作らへん。その方がなんかまとまりつくし。」
真剣なサカキの顔をみたシンヤとトモヒロは、
「いいんちゃう。俺は賛成やでぇ。」
「いいでしょ。あなたの話にのります。」
そして、サカキは町に響くぐらいの声で、
「うぉぉぉし、やるぞぉぉぉ...。」
やる気充実でのぞむグループ作り果たしてうまくいくのでしょうか。
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