*プロローグ*

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  「すごい色~!! なんか..不思議な色」 もっとよく月を見れるように、 150センチ前半という小柄な体を精一杯背伸びしながら不思議な紅い月を眺めた。 しばらく眺めたあと、 「…そう言えば昔、じいちゃんに紅い月が出る日は特別なことが起こるんだぞ。 ってよく言ってたなあ~特に何も起きたことないけど; じいちゃんもばあちゃんも、しばらく会ってないけど元気かなあ? って、なんか寒くなってきちゃった; もう中入ろ」 四月に入ったとはいっても、まだ少し肌寒さを覚えてベランダから部屋に入った。 そのとき―…
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