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「何か問題でも?」
「全てが問題だよ!生徒、いや人ですらないじゃん!てか、生きてないし!」
「貴方にはマックが生きてるように見えないの?」
小町はマックを慎二の顔に擦り付けながら問いただす。
「おい、ちょっ……。やめろ!痛い痛い!」
「ほれほれ、これでも生きてないって言えるのか!」
「言えるよ!むしろ、擦り付ける事で何を証明したいんだよ!」
「……みんなに忘れ去られそうなマックの存在よ」
「良いこと言ったみたいに言ってるけど、全く意味分からないぞ」
「とりあえず、申請しに行くわよ!」
「いや、だから──」
「せいや!」
「危ねっ!!」
小町の右ストレートは慎二の腹を掠めた。
「気絶して行くのと起きたまま行くの、どっちがいい?」
「………はあ、わかりましたよ」
「分かればいいのよ」
こうして、二人と一匹?は校長室に向かうことになりました。
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