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「ああ、そうでしたね」
小町は瀕死の慎二を無視して校長の方へ向き直った。
慎二は床でうつ向けになりピクピクと死にかけの虫のように動いている。
校長と小町は慎二を完全無視で話を続ける。
「やりたい事はよく分かりませんが、それは良しとしましょう」
「本当DEATHか!?ありがとDEATH!」
『うおーい!!語尾がなんかレベルアップしてるよ!よくない方向に変化してるよ!』
慎二は必死にツッコもうとしたが声にはなりませんでした。
「ですが……」
校長は腕を組み、怪訝そうな顔で話し始めた。
「君たち、二人だろ?部活は最低でも三人以上いないといけないんだよ?」
「ふっふっふ……、心配しないで下さい。ここにもう一人いますよ」
不敵な笑みを浮かべる小町を見て慎二は嫌な予感がした。
『多分…いや!絶対アレだ!』
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