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小町は手を背中の方に回し、アレを掴んでゆっくりと校長の前に持っていく。
そして、ゴトリっと音をたて校長の机の上に置いた。
「これは何だね?」
「マックです!!」
校長の怪訝そうな顔の前にマックは堂々と正座している。
「……うっ……痛みがひいてきた…」
小町が言葉を発するのと同時に慎二はみぞおちを押さえながらゆっくりと立ち上がった。
そして、慎二はある変化に気付く。
「あれ?マックが」
正座しているマックが何故か学校の制服を着ているではないか。
しかも、ただ着せているだけではなく素材も本物、ちゃんと袖に腕も通している。
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