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「いや、何でだよ」
「何が?」
「置物なのになんでちゃんと制服の袖が通せてんだよ。密着してる所もあるだろ」
「ああ、それは気合いで」
「説明になってねぇよ」
慎二は苦しそうに胸を押さえながら必死につっこむ。
だが、力強さを感じられない。
「どうしたの、慎二?弱々しいつっこみね」
「自覚がないのか?それとも記憶がないのか?」
「記憶はあるけど自覚はない」
「最悪だな、オイ」
ひとしきり話したところで謝らせるのは無理と判断して慎二は大人しく待機することにした。
「ところで校長!どうよ!うちのマックは!」
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