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誰もつっこまなかったためにキュウリを愛でる女と謝る男、謝罪を許している校長という異様な状態が繰り広げられる結果に………。
誰かつっこんでよ………。
「あの……やっぱり部の申請は無理なんですか?」
「部員が揃わないことにはね。こればっかりは変えられない」
「そう…ですか」
「……君は彼女の事が好きなのかい?」
校長の一言に一瞬頭の中がきれいさっぱりすっ飛んだ。
「そ、そんなことありませんよ!なに言ってるんですか!!」
「いや、すまない。君が彼女のために頑張っているように見えてね」
「振り回されてるだけですよ」
慎二は軽く肩をすくめてため息を吐いた。
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