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「恥ずかしがらないでいいのよ?私があまりに魅力的だから惚れるのは仕方ないわ」
いつの間にか、小町が慎二の真横に立っていた。
「キュウリ片手に握りしめてる奴に言われても説得力皆無だよ」
「はにほ!ヒュウヒのほこはわふひのほ!」
「キュウリ頬張りながらしゃべるなよ!なに言ってるか全然わからん!」
小町がリスのように上の方からキュウリをカリカリかじる。
童顔やら身長のせいで、まさに小動物に見えてくる。
今のところ、小町はご機嫌みたいなので慎二が部活の申請を諦めようと説得しようとしたときだった。
「こ~ちょ~せ~んせ~い」
廊下の方から聞き覚えのある女の子の声が聞こえてきた。
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