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「はぁ…、ところでさ、何部作るんだ?」
「ふぁい?」
もはや、慎二の弁当をすべて食い尽くす勢いでかけ込んでいる小町が米粒を出しそうになりながら返事した。
「もひほん、ほまひふほ!」
「ああ、全くわかんねーな」
「ほまひふほ!」
「いや、もう飲み込めよ!」
「…ん、……小町部よ!」
「すまん、聞いてもわからん」
「つまり、私のやりたいようにやる部よ!」
小町はガッツポーズを作って言い切った。
同時に、慎二の弁当が小町の腹の中に収まった。
ちなみに、慎二が食べたのはブロッコリー一つだけ。
「いや、何で全部食ってんだよ!」
「とりあえず、小町部を校長に申請しに行くわよ」
「話を聞け!」
「とう!」
掛け声と共に小町は飛び上がった。
空中で体を捻りながら遠心力をつける。
「ぐおっ!」
小町の左足が慎二の横っ腹にダイレクトヒット!
慎二は9999のダメージ!
「よし、申請しに行くわよ!」
返事がない。ただの屍のようだ。
「よいしょっと」
小町は慎二を引きずりながら教室を出た。
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