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「……眩しすぎて全然わかんねー」
『分からなくてもいい。また、すぐに会えるだろう』
「正直、会いたくないです」
『いや、拒否権とかないから。必然みたいな感じだから』
マックが急に口調を変えてきた。
まあ、ウザいです。
「とりあえず、元の場所に返してくれ」
『わかった。いいだろう』
そう言うと、さらにマックが光だして全てが白色に包まれていった。
慎二はゆっくりと目を開いた。
そこには、升目状の灰色の天井が見えていた。
そして、視界の端の方に一人で何か考えている小町が見えた。
「あ!起きた、起きた。ねぇ、聞きたいことあるんだけど」
「……寝起きは…辛いから…無理」
「決め台詞なんだけどね」
「話を聞けよ……」
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