ダストチルドレン

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ダストチルドレン

「高木!7、8人頼め!」 僕がこの偉そうな声を聞くのは何度目だろうか。 自由というものがあったら拒否出来るのだろうけど…僕に拒否権なんてない。 だから僕は、この声に従うしかないんだ。 機械のような動きでデスクの上にある電話に手を伸ばす。 そう。 そして僕は、いつものセリフを口にする。 「ダストチルドレンを数人お願いします……」
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