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異端児、染色体異常、捨て子、エイズ、障害者…
そんな子供たちを収集し、売買している施設がある。
通称『ゴミ箱』と呼ばれる場所だ。
そしてゴミ箱にいる子供たちは『ダストチルドレン』と名付けられ、値段を付けられる。
個人を表す名前など与えられない。
そこにいる子供は、人として見られていないからだ。
ゴミ箱に収集された子供たちを待つものは夢も希望も幸福もなにもない。
絶望と不幸と死だけ。
売れれば死ぬまで奴隷として扱われ、売れなければ20歳で殺される。
子供たちの大半が0~5歳くらいにゴミ箱へ引き取られ、生活をしていく。
つまり20歳まで売れ残るということは価値なしと判断され、処分されてしまうのだ。
「餌代が勿体ない」と。
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