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いつもの日常
ある田舎町…
ここは小さな町で今では珍しく
緑が多く川などが流れている
そこに2人乗りしている高校生たちがいる
まさに青春の1ページにふさわしい光景………
……ではなかった
※
「おいっ!急げよ!追い付かれぞっ!!」
「うるせーな!こっちだって急いでんだ!少しは静かにしろよ!!」
落ち着けられるか!
この状況で!
僕は後ろを振り向くと…
そこには鬼の顔をしたお巡りさんが自転車に乗って追いかけて来る!
僕は怖くてすぐに前を向いた…
やー、あの時の顔は怖かった!
そんな中、いきなり自転車を止め
「おい!前見ろ!!」
ともうひとりの少年が言った
僕が前を見ると
そこには道が二つに別れている
ひとつの道は上り坂
もうひとつの道は下り坂
「よし!ここで二手に別れるぞ!
お前は下り行け!オレはこっち行く!」
「わかった!!」
僕はそう言い
自転車を降りて
下り坂の方へと走り
もうひとりは自転車に乗って上り坂へと急いで漕いでった
僕は坂を降り、後ろを振り返ると
そこにはどっちに行くか迷っているお巡りさんがいる
お巡りさんは両方を見て
僕のいる下りを選んだ
…って、こっちかよ!!自転車乗ってのあっちなんだから
あっち追えよ!
…と思いましたが、やっぱり僕も楽なほうを選びます
追うお巡りさんに
追われる僕
まさに刑事ドラマの光景
「待って~!」
そんなこと言ったところで
待つ人なんていません!
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