10人が本棚に入れています
本棚に追加
/26ページ
私はその後、なかなか就職先が見つからず、正社員は経験者のみ募集や即戦力希望が多い、就職難の時代で、いわゆる就職氷河期だった。
私が半年以上、就職を探していて、姉がその状況にイライラしていて、その様子を見ていた母が私を庇う。
思わず姉が…
『お母さんは過保護過ぎる。いつもアイツには甘いやんか。』
母は…
『仕方がないでしょ?あの子は運転する仕事は危険だし、こんな就職難な時代じゃ…』
そこで姉がついに…
『障害者ってイイ身分やな!うらやましいわ!そんなんだったら私も障害者になりたかったわ!!』
…母が泣き崩れた…。
単に姉は母に甘えたかったのだろう…。
その後、姉は自殺を図ろうとして私が阻止したのだが…。
私が少し複雑なだけに家族は不安定なまま崩れようとしている…。
最初のコメントを投稿しよう!