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2年先に姉が生まれ、私は当初1800グラム程の未熟児だったそうです。
何が原因だったのか分からないですが、網膜が生成されない状態で生まれてきたそうで、10万人に1人の割合で起り得るものなんだそうです。
何不自由なく、特に夜泣をすることもなく、騒いだり喚いたりもなかったそうです。
チョコレートが大好きだったようです。
ただ、歩行補助みたいなのをつけないと、なかなか歩けなかったようです。
平衡感覚が少し違うのかもしれないですね。
両親は色々と悩んでいて、時折、母子身投げも考え実行ていたときもあったそうです。
そのとき、私たちはただ母を淋しそうに見つめていて、母は涙して後悔したと言いました。
それでも私が話すことができないほどの小さなときは特に問題もなく、普通に暮らしていたようだ…。
しかしそれは母を除いて…なのかもしれない…。
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