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どうしようもないくらい君が欲しくて
恥ずかしいけど伝えたくなったんだ
みっともないけど胸の奥に残るただ一つだけの味を舌で転がしながら
散歩もしたくなるよたまには周りの景色を見るのもいいじゃないか
夢にまで見たこの緑道を何食わぬ顔で君と歩きたいなんて思えただろうか
深い息もらせば白い息
温もりさえ伝わるのだろうか
息がつまる思いで君を想えばなにも叶わないだろう
だれだっていい
そう思う夜もあったけど
余計むなしくなるだけだと分かってたからすぐに忘れることができる
そんな理屈のようなことができたらどれだけ理想だろうか
塩辛い雫が頬をつたる夢を視るたびにポケットに手を突っ込んでかっこつけて無理してるんだ
明るく振る舞って大見得きって歩いたって肩が痛くなるだけなのに
なにも願うことがなくて甘酸っぱい飲み物飲み干すように君を飲み込みたい
こんなに好きだっただなんて昔は思わなかった
みっともないけど泥まみれでもいい
君に伝えたいただ一つだけ
心に未だに残るただ一つの味まだ舌で少し味わいながら心に染みていく
甘酸っぱい僕の思い出
捨てられない綺麗な飴玉
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