灰色の茜

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頭痛がしてる いつもの事だけど 脳裏に浮かぶあの時の愛した景色 今は鉛空 雨が降り続けてる いつも聞こえてた僕を呼ぶその声は 今は此之胸を締め付ける廃音で 夢に羽ばたく番いの空を飛ぶ鳥を 幸福の空から此地に叩きつけた 「光」と云う言葉が相応しかった「今は昔」は僕の中で殺した筈 だから二度と起き上がれない様に柩に閉じ込めた 手と手を離したあの時から僕達は違う道を歩き続けた それなのに何故ここに来て僕達はまた出会ってしまったんだろ… 心が痛むなら心は捨てて仕舞えばいい… これは捨てきれなかった僕への報いか…それならば…蕪業だろ 手と手を離したあの時から 僕と君は只の他人 割り切れるまで此の頭を打ち付けよう… 昔みた話の様に記憶を消してしまえればいいと願った
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