初めて君と笑う

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「あ、カカシ。この子あたしの腐れ縁の弘乃」 「どんな紹介だよ」 あさこが私を紹介する言葉に、カカシはすかさず突っ込む。 いや、あさこの紹介はあながち間違いではないんだけれども。 「弘乃です」 「カカシです」 「うん、知ってる」 カカシが自己紹介した言葉を継いで、私は自分がカカシを知っていることをしらせる。 「え、なんで?」 「あそこ」 と、私は自己紹介の流れで屋上を指差す。 驚いた様子だったカカシが、なんとなく理解したような表情をした。
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