初めて君と笑う

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カカシについての今までの情報を自己処理していると、圭吾が古典の翻訳を持ってやってきた。 「はい」 「ありがとー!ほんと助かった。俺やばい」 「お前がやばいのなんていつもじゃん」 「だから今回もやばい」 堂々と宣言するカカシに、圭吾はあきれ気味だ。 あさこは少し予想外だったみたいで、驚いたようにカカシに聞く。 「カカシってそんなにテスト毎回危なかったっけ?」 「俺は常にギリギリだからな」 そんなことを言うカカシに、私は突っ込まずにはいられなかった。 「それ自慢することじゃないよね」
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