3人が本棚に入れています
本棚に追加
4人とも4階のベランダに着いた。
どうやらこの家にはあの生物は送られてきてないようだ。
「すいませ~ん!僕たちを家に入れて下さい!」
「どなたかいらっしゃいませんか?」
家の中から年配の女性の声がする。
「え?!誰ですか?」
「すいません。とても話してもすぐに理解してもらえないのですが…どこから話していいか。」
「ま、まぁ取りあえず中に入ってください。」
ベランダのドアを開けてもらい4人とも入れてもらった。
その4人の表情と所々に飛び散った血をみてそのおばさんは普通ではない事を感じ取ってくれた。
「それで何があったんですか?」
おばさんは頭の中でいろいろな想像を膨らませながら、親父に聞いた。
「私もうまく思い出せなくて…記憶に残っている事から話します。」
「いつも通り外出禁止時間になりました。5分も絶たないうちに、軍隊の人達が家に乗り込んできました。玄関に軍隊の人達はある生物のような物を置いていきました。しかし、その生物は妻を…妻を…。」
親父が今にも泣き崩れそうになったところで、おばさんがもういいと言うような表情で親父の肩に手をやった。
最初のコメントを投稿しよう!