初見

10/10
192人が本棚に入れています
本棚に追加
/177ページ
空中で手を止め、 パチン! と、指パッチン。 「一体何が…」 すると100マイルは出てるんじゃないか!?と疑いたくなるほどのスピードで2台のリムジンが校内に侵入。 俺らの直前で停止した。 危ないのには少しずつ慣れてきたが、そろそろ意味がわからなくなって来たぞ。 すると中からグラサンをかけたSP達が出て来た。 SP「お帰りなさいませ!梨華お嬢様!!」 SP「お帰りなさいませ!凜お嬢様!!」 やれやれ、やっぱりお嬢様なのか…ってええぇ!!?? 「凜もお嬢様だったのか!?」 リカ「知らなかったのか?凜は竜ヶ崎財閥の一人娘だぞ?」 ウソーーーン…… なんで金持ち財閥がこの学校に集まってんだ? まぁ考えても無駄か… それより梨華達のSPが俺に銃構えてるんだけどなんで!? そんな理不尽にも程があるだろ!? すると、助け船が。 リカ「お前達落ち着け。こいつはあの浅葱遼よ。」 SP「あの浅葱遼だというのですか!?」 リカ「そうよ」 なんかSPどもがざわめきだした。 ってか"あの"ってなんだ? いつの間にそんな有名人に…………… 気になる… 「なぁ…」 リカ「それじゃあ帰るか。それじゃあな!遼♪」 リン「…また……明日ね…遼…」 「えっ…ちょ…おま…」 2人は車に乗るなり、風のように消えて行った。 「一体なんだったんだ…?」 頭の中が、自由民権運動を起こしてる位、混乱してるよ… とりあえず俺は家に帰る事にした。
/177ページ

最初のコメントを投稿しよう!