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「おはよう~」
いつもとかわらず学校に絵美と登校して、校門にたどり着いた時だった。
ギュルル~~!!!
何かが擦れる音が遠くから聞こえて来る。
毎度おなじみちり紙交換よりもおなじみのドリフト採点タイムだな。
と、わかった時にはもう視界に入って来ていた。
ブーーーン!!
エミ「お兄ちゃん…」
「大丈夫。突っ込んでは来ないから」
俺は絵美をなだめながらドリフトリムジンを待っていた。
キーーー!!ザザザザーー!!
バンパーと膝の距離は…すまん、当たってる。
今回当たった。
すると、車の後部座席のドアが開き、中から、
カイト「おはよー」
リン「おはよう……」
リカ「おはよう、私の王子様よ!!」
いつものメンバーだ。
凜は、梨華の所にお世話になっているようだ。
それと付き合い始めたという海斗も世話になってるとか。
「おはよう。梨華は毎度毎度だな」
リカ「知っておるか!?凜が海斗と毎日あんな事やこんな事を―――」
カイト「お、おい、こら!」
リン「梨華…内緒……だよ…?」
リカ「は、離せ!昨日だって部屋から『お兄ちゃん』と―――」
ドスッ
リカ「ぐふっ…」
何か鈍い音がしたと思うと、梨華はぐったりしていた。
凜の拳が目に入ったが、あえて見ない事にしよう…
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