7人が本棚に入れています
本棚に追加
/63ページ
聡は 気がついていた…
自分はもう長くはないことを…
全国大会 生放送を見るまでは死ねないと心で強く思っていた…
余命2ヶ月と宣告されていたが願いが通じたのか…聡は危ない山を何度か通り抜け全国大会前日…
俊一は練習を終え聡の病室へ向かった…
聡~来たぞぉ♪といい病室を開けた…
聡は酸素マスクをしてハァ…ハァ…と苦しそうにしていた…
隣には聡のお母さんとお父さんが座っていた…
俊一に気が付いた聡のお母さんは 俊一を病室の外へ連れ出し俊一に…
「俊ちゃん…明日 全国大会ね…聡の分も頑張ってちょうだいね…聡は 今日…明日が峠らしいの…聡あまり話 出来ないけど会っていってちょうだい…」
と言うと俊一を聡の元へ…
ただ立ち尽くして聡を見る俊一…
俊一は言葉と同時に涙が出そうで 何も言えなかった…
すると聡が うっすらと目を開けた…
最初のコメントを投稿しよう!