序章

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時は戦国時代 数々の武将達が我先に天下を統一しようと.争いが日々続いていた その戦乱の中に一人 全身を漆黒の衣服で覆っている男が.天を見上げていた   「....何だ!?この嫌な雲は..」     時は平成時代 終戦してから早半世紀.文明も進み.戦いこそ無いものの.平和な街の裏では犯罪が急増していた そんな街の路地を少女が一人.確認するように歩いていた   「..何か.気持ち悪い...」     時は新響時代 時は進んでも「平和」という言葉が真の意味で使われていないのは事実だ.こんなにも闇は人を蝕む しかし「平和」を望んでいる者はいる.ここにいる少年もその一人.風を受ける様にし.目を瞑る   「何で??風の鼓動が変わった...」                静かに時は動き出す――…              
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