【本文】箱庭｜8ページ - 小説投稿エブリスタ

細い糸で繋がれる私と世界笑い声は膜の向こうに空が晴れる度、嘘にしか思えない想いは壁の向こうに雨が降る度、鋭い痛みを欲しがる曖昧で優しいまるい世界は私を赦そうとして残酷に冷たい過去は私をここに縛り付ける喧騒は膜の向こうに痛みしか欲しくない生きてる、ここに生きてるまるい世界は優しいただ痛みが欲しい留まるには少し足りなかったさよなら

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