~闇に煌めく紅~

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「お疲れ様です!」 「シャムく~ん!相変わらず可愛い~!」 「アルさん…素敵……」 と、まぁ様々な声が飛び交う。 二人も慣れた感じでダーク達と談笑をし始める。 「……って、こんな事やってる場合じゃないよ~!」 そんな事をしていると、シャムがいきなり頭を抱えて悶え始める。 「何だ?成長が始まったのか?」 「そう!ほら、たくましいボディが出来上がっ……って、ちがーう!」 ドロップキックという名のツッコミが飛ぶ。まぁ、難なくかわされたが。 「任務の準備をしに来たんでしょ~!」 「そう言えばそうだったな」 勢い良く起き上がるシャムに淡々と言う。 「任務……ですか?」 「あぁ。魔法学校に入学だとよ。かなりの長期任務になる。 おまえらの世話になることも多くなると思うがよろしく頼む」 ダーク達に向かって深々と頭を下げる。 それを見て、皆は笑顔で頷く。そこには確かな信頼関係が垣間見えた。 「ほらアルくん、急ぐよ!みんな~!じゃ~ね~!」 「だから、手を引っ張るなとおぁぁぁ……」 片手で手を振りながら、もう片方でアルの手を掴み走り去っていった。 後に残ったダーク達は苦笑いをするしかなかった。
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