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小さな街へ続く小道を旅行用のマントを着た青年と少女が歩いていた。
リィナ 「ねー、ぎるぅー、お腹空いたぁー。」
少女が青年に駄々をこねる。
ギル 「あー、もう、後ちょっとだから我慢しろよ………。」
そんなことを言っている間に看板が見えてきた。
(右 カシマナの町 3キロ 左 ツラデイの町 2キロ )
T字路に突き当たって考えた。
ギル 「リィナ、お前どっちがいい?」
とくに行き先が決まっている訳ではないので、リィナに決めさせることにした。
リィナ 「んー、近い方!!」
ギル 「ツラデイか、そういやカシマナは特産のフルーツがあるって聞いたな。」
リィナ 「フルーツ………じゃあカシマナ!!」
ギル 「はいはい。」
そしてまた彼らは進み始める。
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