† 旅する青年ついて行く少女 †

3/22
127人が本棚に入れています
本棚に追加
/93ページ
~カシマナの町~ 町の入り口で、守衛に話しかけられた。 「こんにちは、 旅のお方ですか?」 ギル 「ええ、まあ。」 守衛は少し暗い顔をして話し始めた。 「遠路はるばる申し訳ないのですが、今はこの町に寄らないほうがいいと思います。」 リィナ 「どうして?」 「ここ暫く魔術師の集団に襲われておりまして。 どうやら奴ら、帝国が後ろについているらしく、我々は太刀打ち出来ない状況でして。」 ギル 「帝国ですか…………。 リィナ、どうする?」 リィナ 「私に聞かないでよー。」 ギルはしばらく考えた後、決断した。 ギル 「ここ最近野宿続きだったからな、一晩泊まってくか。」 「わかりました。 でも何が起こっても責任はとれませんからね。」 そうして、ギルとリィナは、町へと踏み込んだ。
/93ページ

最初のコメントを投稿しよう!