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~カシマナの町~
町の入り口で、守衛に話しかけられた。
「こんにちは、 旅のお方ですか?」
ギル 「ええ、まあ。」
守衛は少し暗い顔をして話し始めた。
「遠路はるばる申し訳ないのですが、今はこの町に寄らないほうがいいと思います。」
リィナ 「どうして?」
「ここ暫く魔術師の集団に襲われておりまして。
どうやら奴ら、帝国が後ろについているらしく、我々は太刀打ち出来ない状況でして。」
ギル 「帝国ですか…………。 リィナ、どうする?」
リィナ 「私に聞かないでよー。」
ギルはしばらく考えた後、決断した。
ギル 「ここ最近野宿続きだったからな、一晩泊まってくか。」
「わかりました。 でも何が起こっても責任はとれませんからね。」
そうして、ギルとリィナは、町へと踏み込んだ。
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