†港町追いかけっこ†

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カイル 「……次はどこに行くんですか?」 ギル 「中央学園、今はSATSって呼ばれてんだっけ? そいつがある島辺りに行こうと思ってる。 つーかそんな嫌そうな顔して敬語使われても嫌なんだけどな。」 カイル 「………チッ」 ギル 「おいてめぇ、今舌打ちしたろ。」 カイルは、知りませんね。 と、ばっくれると再び質問した。 カイル 「何故?」 ギル 「"聖天" に言っとけ。 あの島をマークしろ、近々デカい何かがあそこで起こるぜ。 と言っても、フォールズのじじぃがいるからもう対策はしてるかもな。」 カイルは黙ってギルの言葉を聞いていたが、不意に青い瞳でギルを睨みつけて言った。 カイル 「宝剣の所持者なら、またいずれ会うでしょう。 次は………負けません。」 そう言ってカイルはくるりと背を向け去っていった。 ギル 「変な奴。 さて、リィナ行くかっ!!」 リィナ 「あいさー。」 二人の姿は船の中へと消えていった。
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